2009年10月5日月曜日

雑談。

クライマックスシリーズ(以下CS)がプロ野球の両リーグで採用されてから3年(パでは2004年から)、ダサい名前はともかくとして、開催の意義や、ルールの整備など様々な議論が行われてきた。



ただ、ファンやマスコミの盛り上がりを見ると、まあやって良かったのではと思う。



だって今年なんて、巨人が10ゲーム以上も差をつけてぶっちぎって、シーズン終盤がほとんど消化試合になるとこだったのに、CSのお陰で、いまだに阪神やらヤクルトやら競り合って盛り上がってるし。



楽天だって、リーグ優勝が無理だったとしても、CS進出でドンチャン騒ぎだし。
プロ野球にせよ、メジャーリーグにせよ、機構やリーグ側がペナントレースの行方やシナリオまではコントロールできないにしても、「最後までファンがアテンションし続けられる仕組み作り」っていうのは、それぞれ主催者側に架せられた最大のミッションだと思う。


まあ、野球に限らず、どのスポーツのリーグでもだけど。


あと、「戦力の均衡化」。


これらがリーグ主導で、最も大きな成功を治めたのがNFLで、本ブログでも何度か取り上げている通り、最近はMLBでも成果が出ている。


逆に資本力がモノを言わせる欧州のサッカーリーグでは、色々この辺りのハナシが揉めてますね、最近。



どっかのチームが”選手の独禁法違反”とかなんとか言って。


結局WBCや高校野球見てて熱くなれるのは、「負けたら終わりのトーナメント」だからなワケで、長いシーズンを戦うプロ野球やJリーグの主催者側には、今後ともファンの興味を引き続けるスキームを模索して頂きたい。



あと、昔はこの時期になると、既にシーズンの優勝チームが決定した後の、消化試合の中で個人タイトル争いで各地で欠場や敬遠合戦が繰り広げられて、ウンザリしてたけど。


CS進出や順位を掛けて、最後まで真剣に戦う試合が増えてきたから、それがあまり目に付かなくなったようにも思える。


これが個人的に感じる、もう一つCS導入のメリットかと思う。


まあ、このハナシと関係ないのかあるのか、分からないけど、今朝衛星でレイズ対ヤンキースが中継されていたが、この試合は両チームにとって、今季のレギュラーシーズン最終戦であった。


今日現在、レイズのペーニャと、ヤンキースのテシエラは、ホームラン39本同士でタイトル争いのトップタイで並んでいた。


ペーニャは9月頭の地点で39本のホームランを放ったまま、ケガで今季絶望となっており、2位のテシアラが追い越して単独の本塁打王になるのが時間の問題と思われていた。




しかし、テシアラは結局ペーニャに1本ビハインド(38本)のまま、レイズとの最終3連戦を迎えた。




既にリーグ優勝を決めたあとのヤンキースと、プレイオフ進出を逃したレイズの、いわゆる消化試合だから、レイズとしては後はペーニャの単独本塁打王を守るべく、テシアラを全打席敬遠に、、、



となりそうなものだが、レイズはテシアラに真っ向勝負を挑んだ。



結果テシアラは昨日1本ホームランを放ち、今日も勝負されたが結局タイのまま、2人仲良く39本で、揃ってのタイトルホルダーとなった。


中々見ごたえのある勝負であった。


しかし丸々1ヵ月休んでホームラン王になったペーニャはスゴイけど、39本でタイトルって一時期に比べて低水準だよね。(ちなみに去年のア・リーグホームラン王はタイガースの若き主砲、M・カブレラの37本。)


やっぱステロイドの云々以降、急激に、そして明らかに本数が減っている。


まあ、クリーンになりつつある証拠なのだろうか。


なんていい気分で終わりたかったが、昨日、意図的にリリーフでセコく勝ち星を挙げた中日の先発投手がいたな。


そりゃゴンザレスは怒るし、館山も気の毒だ。


とは言っても監督の落合自身も現役時代はタイトル争いで、敬遠に泣かされた打者の一人だったな。


まあ、ただこういう”しきたり的”な負の連鎖はどこかで断ち切って頂きたいところである。


なんだか取り留めの無いハナシになってしまったが、いずれにしろ、10月は昼夜野球漬けの覚悟で、日米のプレーオフを堪能していきたい。

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