2007年11月11日日曜日

球場改革 

熱狂的野球ファンの皆様は既にG+に加入されていることと思いますが、相当マニアックな企画が盛りだくさんである。オフシーズンにもかかわらず、久々にG+にチャンネルを回すと『ジャイアンツ・ヴィンテージ』なる番組が放映されていた。要は昔の中継映像を流しているわけだが、今日は1973年当時の巨人vs阪神戦であった。



カラーの中継映像で、躍動する江夏、田淵、長嶋、王を見ることが出来るだけでも震えた。実況も当時のままで、非常に臨場感が伝わってくる素晴らしい企画だ。日テレは、アホなバラエティよりこちらを地上波のゴールデンで放送すべきと思う。



で、その他何を思ったかというと、後楽園球場が天然芝+土のグラウンドだったのがやけに感慨深かった。晩年は人工芝に張り替えられ、1987年に取り壊されるまでその使命を全うしたと聞くが、無機質な東京ドームしか記憶に無い僕としてはやはり芝と土の匂いがする球場が都会のど真ん中にあったことが非常にうらやましかった。



東京ドームが全天候型多目的スタジアムで一応の成功を収めた後の未曾有のドーム建設ラッシュはご承知の通りである。かくして「屋根付き+人工芝の野球場」という悪の方程式が成り立っていくわけである。言い換えれば野球場負の時代の到来である。



話をアメリカに振ろう。



メジャーでは今でこそ「屋根無し+天然芝のボールパーク」が当たり前に叫ばれているが、リグレー、フェンウェイ、ヤンキースタジアムなど、一部の伝統的な球場を除いて、実は多くの球場にとって負の時代が長らく続いていたのである。



そこで、今後本ブログではそんな歴史的背景から、現存する素晴らしいボールパークの魅力までを出来るだけわかり易く、独自の視点で語っていこうと思う。いつの日か再び東京に芝と土の野球場が完成することを祈って・・・



もちろん今後も時々全く関係無い、どうでもいいネタが投稿されるかもしれないが、どうかご容赦を。

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